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2005年10月31日

二つの呪縛。

今日は思い出話など。
ちょっと重い内容なので、「元気百倍・唯花姫かわいいの記事を楽しみにされている方、ごめんなさい。

唯花を出産した後、二つの呪縛に囚われました。

一つ目は「帝王切開の呪縛」
これは、帝王切開経験者なら、誰もが経験しているのではないでしょうか?
いわゆる「産みの苦しみを経験しなかった」という呪縛です。

経膣分娩の事を「普通分娩」というぐらいです。
帝王切開は「普通じゃない」と感じていました。
分娩台で3時間頑張って、もういきめなくなって、「帝王切開にして下さい」と医師にお願いした時、正直「負けた」と思いました。
「ちゃんと産んであげられなかった」という、後悔でした。
これは出産後、退院して家に帰ってからも、ずっとつきまとっていました。

おりしも、帝王切開の傷が開いて、消毒のために毎日病院に通わないといけなくて、心に余裕なんて、これっぽっちも無い状態。
「何で下から産めなかったのかな・・・」こればかり考えてました。

友達が「出産って痛いけど、赤ちゃんの顔を見たら、痛みなんて忘れちゃうよ。すぐ2人目が欲しくなるよ」って言っていたのも、悩みの一つでした。
忘れちゃう痛みって何?下から産んだら、そんな風に思えるの?
もうこんな辛いのは、こりごりだ、って思う私は、母親失格なの?


実母にその悩みを打ち明けた時、
「何言ってんの?命がけでお腹をさばいてまで産んだあなたを、私は誇りに思っているよ」
と言われ、それまで我慢していた感情が崩れ落ち、私は大泣きしました。
「お母さんがそう思ってくれているんであれば、いいや」と、その日を最後に、私の一つの呪縛は解かれました。

もう一つの呪縛。それは「母乳で赤ちゃんを育てられない」という呪縛。

週数が進み、普通の妊婦は、おっぱいが張ってくる頃、私は全く張りませんでした。
「おっぱいマッサージ」は、切迫早産で長期入院中の身には厳禁なこと。
本当に赤ちゃんが産まれたら、すぐに母乳が出るのかな・・・?半信半疑でした。

実際に唯花を出産して、ベッドに戻った時、麻酔から完全に覚めて始めに思ったことは、「おっぱいが張っていない」という事実。
それでもまだ、「赤ちゃんに吸われたら、出てくるのかも」と期待してました。

出産後4日目。
初めて唯花を抱き、おっぱいを含ませると・・・。
唯花、真っ赤な顔で大泣きどんっ(衝撃)
そりゃそうですよ。母乳が出ないんだもの。
どんなに搾っても、ポタリと垂れる程度。
授乳室で、そんな母親は私一人。本当に本当に、あの時は焦りました。
次の日も、その次の日も、唯花は大泣き。
助産婦さんが、居残りで、必死に「おっぱいマッサージ」をやってくれるけど、私の乳腺は開通しないままでした。

退院後も、必死で搾り、毎回20mlぐらいを、ミルクに混ぜて、唯花にあげてました。
おっぱいが赤くなるほど、搾っても出ない母乳。
母乳も飲ませられない私って、母親として、どうなんだろう。
明らかに失格じゃないの?

自分を責め続ける毎日でした。

しかしこの呪縛は、生後2ヶ月で仕事復帰した時に、すーっと解かれました。
だってミルクオンリーだから、実母に預けやすかったんだもの。
仕事していても、おっぱいが張るなんてことはないし。快適、快適。
唯花がぐんぐん成長したのも、ミルクのおかげ。
だから今となっては、何とも思っていません。



これをお読み下さっている方で、プレママの方、いらっしゃいますか?
もしかしたら、出産後、何かの呪縛に苛まれることがあるかもしれません。
でもね、そんなのって、後で考えたら、どうってことないですよ。
子供が元気に成長してくれる。このことで、もう充分なんですから。

子供が2歳半になって、今だから書ける、思い出話でした。いす
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ニックネーム 唯花ママ at 23:59| Comment(14) | TrackBack(1) | 出産秘話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
お久しぶりです〜!
すっごく共感できるなぁ。今回の話。
私は『無痛分娩』したんだけど
その話をすると大体『陣痛は経験しなきゃ〜』とか言われます。
でもね、完全に無痛だったわけではなく
予定外の陣痛だったので陣痛は9時間ほど
それなりに体験したの。
それでも↑のようなことを言われるから。

入院中に帝王切開の方がいたけど
正直話を聞いたり様子を見ていたりして
『私には無理だぁ』と思ったっけ。
本当に痛そうだったもの。
母乳で育ててると『えらい』とか言われるけど
夜中にミルクを作る大変さ、
外出の時の水筒・哺乳瓶の重たさといったら…

子供がニッコリ笑って生活していれば
それだけで『100点満点の母親』
なのだと思います。
Posted by みひママ at 2005年11月01日 09:48
んん〜、これにも反応してしまいますね。
私も全く一緒ですよ。呪文。
私もダンナや母に「ちゃんと産んであげられなかった・・・」と言いました。
そして唯花ママさんのお母さんと同じようなことを言ってくれましたよ。
全てが終わった後、YUIは感染症の疑いで救急車で都立大塚病院のNICUへ。
あの時あのままお産をしていたら、無事に産まれたかどうか、って思ってます。
それに大きな筋腫だってなくなりました。良かったって思ってますよ、私も^^。
辛い思いをしてちゃんと産んだのですから^^。

おっぱいは混合でした。これもぜんぜん気にしてなかったですよぉ。
だってミルク飲んだ方がたくさん寝るんだもんっ(笑)!
自分のストレスがたまるほうがいやでしたぁ〜。
Posted by ジュン at 2005年11月01日 11:55
お久しぶりです〜。m(__)m 私は中毒症から緊急帝王切開で出産しました。           唯花ママさんと同じく傷が痛くなるたびに「何で下から産めなかったんだろう・・」って思いました。         あと、病院や健康診断で分娩時に異常があったか、なかったかを記入する時も・・。出産してから1年4ヶ月、今日の記事を読んで泣いちゃう私は、まだ「帝王切開の呪縛」に囚われているのかもしれないですね。
Posted by yuko at 2005年11月01日 21:23
唯花ママさんいろいろ大変な思いされたんですね。
どういう状態で産んだにせよ「母親失格」なんて人はいないと思います。
10ヶ月間自分のお腹の中で一緒に生活を共にして大切に大切に育てるんだから。
それに、自分の子は子。元気に毎日すごしてくれるだけでいいですよね。
素敵な言葉をかけてくれるお母さんですね。

私は、「帝王切開」の人すごい!と思います。子宮収縮の痛みと手術の傷の痛みダブルでくるんだもん。
しかも結花ママはその上陣痛まで体験してるし。
しかもしかも、2ヶ月で職場復帰って!
母親として、女として尊敬します。




Posted by ともみ at 2005年11月01日 21:23
追伸・・・ごめんなさい暗くなってしまいました。出産話を聞くと涙もろいですが、もちろん子どもはかわいいし、無事で産まれてきてくれた事にも感謝しています。前向きに子育て頑張りたいです。
Posted by yuko at 2005年11月01日 22:05
今回の記事はジャガの為に書いてくれたblogと勝手に解釈して読ませて頂きました(笑)。
ホント唯花ママさんの気持ち男のジャガですけどわかります。同じような話を我が家でもしました。
「ちゃんと・・・」これ全く同じ事言われました。
でも「ちゃんと」ってどういう事だろう?ってとこから話した覚えがあります・・・。
帝王切開によって後々、予想される問題とかも色々調べたうえで今回踏み切ったつもりです。ジャガたちはお産の前にこういった話を出来たからまだ良かったと思います。大切なのはこれから起こるであろう問題から逃げないようにする事だと2人で話しました。
しばらくして落ち着いたらこの件の事、ジャガもblogで書こう思っていたのでそれまで残しておいてください。その時にTBしますんで。
うちの奥様にもこのblog読んでもらおうと思ってます。ありがとうです♪
Posted by ジャガ at 2005年11月01日 22:36
う〜・・・わかる、わかる・・・
私は陣痛も味わって下から産んだけど、二人とも吸引分娩です。いつも最後に力尽きてしまって・・・産んでから、私って根性がないいんだ・・・って気落ちしちゃいました。
でも後日、先生もなんで自力で(ましてや二人目なのに)産めないのか?と調べてくれてレントゲンを撮ったら、骨盤のどこだかが出産できるかどうかのギリギリラインだった事が判明!これは赤ちゃんの大きさに関係なく、普通に産むのには厳しい条件だったのです。
それを聞いたら悩んでるのがバカらしくなっちゃいましたよ。

うちも2人ともほとんどミルクですよ。
だって楽したかったんですもの・・・まぁ、出が悪かったのが一番の理由ですけどね。

そうそう、ちょっと前に具合が悪かった私・・・リンパ腺の腫れや頭痛。どうやら、産後、若くもないのに、普通に家事をやったり、ドタバタ動きまわっていたからと、同じ状態に陥った事のある友達に言われましたよ。
産後3週間?はゆっくりしないと(特に若くない人)後が大変みたいですよ・・・

長々と訳のわからないことを書いてスミマセン・・・

最近コメントしても反映されないよ〜・・・今日はだいじょうぶかなぁ・・・
Posted by りぼん at 2005年11月02日 00:30
>みひママ

私は始めに、みひママが「無痛分娩で産む」って聞いた時、マジで「うっうらやましい!!」と思ったよ〜うちの近隣では、無痛やっている病院、無かったもんなぁ。
あっ、でも麻酔をブスリと刺したら、陣痛が嘘の様に消えたので、ある意味「無痛分娩」?!
外出時の荷物の多さ&重さ・・・思い出した(゜´Д`゜)何度もベビーカーをひっくり返したよ!(唯花が降りた後)
子供が笑顔でいてくれればいいよね!ホント、それが一番!!

>ジュンさん

そっか、YUIちゃんは、都立大塚のNICUに運ばれたんですね。
唯花も、万一の場合は、大塚か、板橋の帝京に搬送される予定になってました。
お互い、「筋腫切除」は大きいポイントでしたよね!!これは帝王切開じゃなければ、できなかったんですもんねヽ(^Д^*)/
YUIちゃんも唯花も、ママがフルコースで闘ったんだから、親孝行してくれ〜〜〜ってな感じですよね!!

>yukoさん

お久しぶりです!颯真くん、ずいぶん大きくなりましたね!!
「分娩時、異常があったか」の記入・・・私もいつも「あった」に○を付けながら、何ともセツナイ気持ちになります。今でも。
でもでも、無事に生まれて来てくれたことに、感謝ですよね(´∀`)
出産話に涙するのって・・・解ります〜
私も他の方の出産体験記のblogを読むと、もうすぐに泣いちゃいますよ(;ω;)

>ともみさん

いやいや、そんなに褒めないで下さい!
もう、すぐに木に登っちゃいますから(b^ー゚)
でもそうですよね。お腹の中で、10ヶ月間、大切に育てたんですもんね。産み方がどうであれ、産んだ子供が、今、すくすくと育ってくれるのであれば、何の問題もないんですよね・・・。
出産後の痛み、確かにハンパなかった!!
私の場合は、腹水が溜まってしまって、お腹に管を左右に8本差し込んで、水を抜いたりもしてたんです・・・地獄だった〜(≧ж≦)
Posted by Re:唯花ママ at 2005年11月02日 01:05
>ジャガさん

そうなんです!ジャガさんの所が「帝王切開」だと判ってから、そういえば。。。と思い、記事にしてみたんですよ♪
ジャガさんの所は、ちゃんと2週間もの間、話し合って決めたのだから、私からすれば、本当に「うらやましい」限りです。
もう「緊急帝切」だと、何が何だか、あれよあれよという間に手術なんです。だからこそ、あとで、変な呪縛に囚われてしまったんだと思うのですが。
普段からとても気遣いのできる、優しいジャガさんだもの。きっと奥様の心のフォローは万全だと思います!
TB、ぜひぜひお待ちしています!
奥様にも、宜しくお伝え下さいね!
本当におめでとうございますヽ(^Д^*)/

>りぼんさん

ひゃー!!2人とも「吸引」だったんですか!!
私、どうしても吸引が怖くて、断って、結果、帝王切開だったんですよ。
骨盤が狭い・・・というのは、スマートな証拠です(@^▽^@)
産道に脂肪が付いていた私とは、大違い・・・ううう。・゚・(ノД`)・゚・。
そうそう!産後は「床上げ」って言葉があるくらいだから、ある程度は、寝たり起きたりの生活を送った方が、後々の身体のためにはいいんですよね。
私なんか、退院翌日から、通院してましたから・・・今に、ガタがきますよ。これはマジで恐ろしいです。

コメント、反映されないってことは、今まで、消えちゃってたってことですか?
うわぁ。。。ごめんなさいっ。269g、たまに調子悪くなるんですよ。重たいし。
Posted by Re:唯花ママ at 2005年11月02日 01:20
唯花ちゃん元気なかわいい女の子にすくすく育ってるんだもの。母親失格なんてこと絶対ないよ。
おっぱいも出ればそりゃ経済的にラッキーだと思うけど、ミルクを作ったりする時間との戦い、荷物が大きくなったり、お金もかかるし。どちらでも赤ちゃんが愛情をたっぷり受けて育ってくれれば、私は素晴らしいお母さんだと思います。
産んだ後、これだけ唯花ちゃんのことを想ってこれだけ悩んだ唯花ママ。
私も同じ母親として、唯花ママを尊敬するよ!
Posted by shunshunママ at 2005年11月02日 21:05
唯花ママさん、お久しぶりのコメントです。この記事にはコメントせずにはいられませんでしたので。

私も帝王切開+ミルク育児でしたが、帝王切開後には呪縛に悩まされることはありませんでした。(どう考えてもこっちの方がラクチンだ。ラッキー♪なんてのんきに考えて)が、予定帝王切開が決まった時には赤ちゃんに「ごめんね」という気持ちがありましたね。なんとなくね・・・。唯花ママさんはきっと陣痛まで経験してそれからの決断だから少しあとを引いてしまったのかもしれないですね。人にはよく「それは残念やったね」なんて言われて「その言葉が私にとっては残念」なんて思ったりしたことを思い出しました。

母乳育児の呪縛・・・これにはかなり悩まされましたよ。泣きながら授乳とかしてましたもん!なんで出ないの?なんで飲んでくれないの?って。あきらめてしまったあとはすっきりしたもんでしたが、こちらは今でもちょっとだけコンプレックスが残っています。

でも唯花ママさんのおっしゃる通り!今元気な娘と一緒に日々を過ごしていると、出産方法や母乳かミルクかなんてまったくどうでもいいことだなあと思います。

以上、長々とごめんなさいね。
Posted by tami at 2005年11月03日 00:13
>shunshunママ

いやいや、お恥ずかしい・・・尊敬なんて言いなさんなぁヾ( ^-^)ゞ
でもさ、切迫早産で入院中に漠然とだけど「もしかしたら、この子で打ち止めかもな」って予感してたのね。
だから、1度、経験したかったんだよ。下から産むのと、母乳育児と。
今となっては叶わぬ願いだけど、まぁそれでいいか、と思えるようになったんだよね。
でも出産後は、寝不足も手伝って、ものすごーい「負のスパイラル」だったよ(;ω;)

>tamiさん

いただいたコメントを読みながら思い出しました。
「ハッピー育児のススメ」の方に、帝切のこと、書き込んでありましたよね!
「ごめんね」って思ってしまう感情、おそらく、どの帝切ママも、経験しているんじゃないかしら。

確かに「緊急」だったことで、呪縛に囚われているってこと、あるかも。
明らかに「負け」感がありましたから。
力尽きた・・・の末だったから、どうしようもない後悔に苛まれてました。
でも、どうだっていいんだ!と思えるようになった自分が、ちょっと嬉しいんですよね。
ママ歴2年半っていうので、少しは成長できたのかなって思います。

「残念」って言葉・・・本当にそれが「残念」。
今度、記事にしようと思っているのですが、私は(他人に対して)「可哀想」って言葉も、どうかと思うんですよね。
言葉と感情の掛け合わせって、難しい・・・。
Posted by Re:唯花ママ at 2005年11月03日 01:25
はじめまして☆5ヶ月にはいった今でも母乳で悩んでいます^^;産めば母乳はでるものだと思ってぶんショックは大きかったですね。まわりからは、”何にもおっぱいおおきくなってないね!!でやへんやろ?””私はおっぱいがもっとぴゅ〜ってとんでたよ”とか。”哺乳瓶が嫌いで飲んでくれない”という言葉がどれほど聞くのが苦しかったか。一体おっぱいは何のためについてるの?と毎日、泣きながらお乳を必死にしぼってました。それも1時間くらい><やっぱり、今でももっとでればいいのにって思いますが、ミルクも便利な点もあるし、うまく混合でやってます^^早く、おっぱいがあんまりでなくてねって笑っていえる日がくるといいです☆長々とごめんなさい。
Posted by まゆき at 2005年12月02日 10:57
>まゆきさん

はじめまして!いらっしゃいませ!!

そうなんですよね。「産めば母乳は出るものだ」って、私も信じてました。
まさか、出ないなんて・・・ショックですよね、やっぱり。

1時間ぐらい搾ってた・・・あ〜、昔の自分を思い出すようです。せつないんですよね。

笑って綺士くん(とんとん)に言える日が、きっと来ますよ!
唯花は自分で「ゆいか、ほにゅうびん、のんでたねー」と言ってます・・・「哺乳瓶」は飲めないわよってツッコミたいけど・・・。

またぜひ遊びに来て下さいね!これからも宜しくお願いします♪
Posted by Re:唯花ママ at 2005年12月03日 01:15
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